《現場からこんにちは!》 「けんせつ小町」活躍中です! ~その②~

前回に引き続き、けんせつ小町活躍中の「諸喰港沖防波堤改良工事」現場についてご紹介します。

この現場では、消波ブロック製作の工事を行っています。
工事の流れは以下の通りです。

① 型枠組立
本体と羽根に分割されている型枠を搬入し、点検・寸法チェック等を行った後、ボルトで連結固定して組立を行います。組立る際には50tのクローラクレーンを使用し行います。

② コンクリート打設
型枠の周りに足場を設置し、組み立てた型枠の中に生コンクリートを流し込みます。

③ 型枠脱枠
コンクリートの強度を確認後、型枠をコンクリートから外します。

④ 転置、仮置
50tのクローラクレーンで仮置きスペースへ転置仮置きをします。

 

①型枠組立状況                   ②打設状況

 

③型枠解体状況                   ④転置状況

このような流れで繰り返し作業を行い、この現場では合計223個の10t型消波ブロックを製作します。
1日のブロック打設個数、製作サイクルを決め、その計画に沿って作業を行っています。
型枠は繰り返し使用するため剥離剤を塗布したり、コンクリート打設の際にはジャンカやコールドジョイントを発生させないようにする為の作業など、1つの工程の中でも多数の作業が必要になります。
また、型枠脱枠・転置・仮置の際にはそれぞれ供試体の強度試験を行い、規定の数値を確認してから次の工程に進みます。

 

女性所長Hさんに話を聞きました。
Q.一番苦労する点は何でしょうか?
A.『ブロック製作はコンクリートを使用する為、天気・気温の影響を受けやすく、長期天気予報を確認し、現場作業が進むよう調整していくのが一番苦労します。
また、発注者と直接やり取りを行うことが今まではあまりなかったのですが、所長になってからは増えてきたので、対応の時に緊張してしまいます。』

状況に応じた細かな調整や、発注者との円滑なコミュニケーション、作業員さんとの連携が不可欠です。その中でいつも助けてくださる周りの方々への感謝の気持ちを大切にしています、と話してくれました。
取材へのご協力、ありがとうございました!