現場の星3／森本　尚輝　NAOKI MORIMOTO（土木部）／松江工業高等専門学校　卒業／松江工業高等専門学校専攻科　修了／カナツ技建工業　入社／業界歴6年／【現場】＜工事名＞(一）大野魚瀬恵曇線　古浦西長江工区　防災安全交付金（改築）トンネルその１工事（今岡工業・カナツ技建工業・トガノ建設特別共同企業体）／＜工事概要＞掘削工法　NATM（発破工法）　内空断面積51.11m2　トンネル総延長1206m(内603ｍ施工)／幅9.25m（車道部：2.75m×2、路肩部0.5m×2、監査廊部0.75m、歩道部2.0m）／日本海側と宍道湖側の集落を結ぶ生活道路として期待されるとともに被災時における緊急避難道路となります。

＿この現場のやりがいと苦労を教えてください。／トンネル工事は会社内でも経験者が少なく、珍しいと言われる工事の一つです。島根県、地元住民やメディアと各方面からも大きく注目を集めています。その中で、当現場の施工管理の中枢を担っており、責任の大きさや工事規模の大きさにやりがいを感じています。トンネルの測量（方向や高さの確認）には、特に注意して、日々の管理をしておりました。苦労したこともあり、貫通した瞬間は、今までにないほど感動しました。

＿建設業界に入ったきっかけを教えて下さい／学生時代には、ずっと夢やなりたい仕事がなかった私ですが、自身の力をこの生まれ育った地元に生かせる場所はどこかを考えたときに、この業界しかないと思い決断しました。

＿技術者として感じていること（現在と今後）を教えて下さい／技術や知識はまだまだ乏しく未熟であると思います。熟練の技術者でも「現場が変われば、新しいことも多く、自分たちも日々勉強している。」と言われています。今後も学ぶ姿勢を忘れず、技術の研鑽と地元や会社から必要とされる技術者を目指して努力していきたいです。

＿建設業を目差す若者へメッセージを／建設業界はイメージが悪いという印象を持っている方も多いと思いますが、魅力ややりがいも多くある職業です。完成時の感動や喜びはもちろんですが、自身の成長も実感でき、苦労したことも、今では思い出や笑い話になるくらいです。私達がつくるものは半永久構造物として地図に残るものばかりです。将来の建設業界を支える未来の担い手として、一緒に頑張りましょう！